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一級建築士事務所 エスティエイアール |
![]() 佐竹氏のプロフィール 一級建築士事務所 東北大学大学院建築学科卒業後、北川原温建築都市研究所を経て、竹下昌臣氏との共同主宰によるエスティエイアールを設立。 日本のみでなく、中国・韓国などへ舞台を広げ、建築、インテリア、ランドスケープ 等ジャンルを超えたユニークな活動が注目される。 一級建築士(国土交通大臣登録第297112号) 主要受賞歴(国内) 会社所在地 三峰での主な実績 PHOTO
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東十条の駅からすぐそばにある有限会社エスティエイアール社にて、佐竹先生に インタビューさせていただきました。 建物の奥にはテラス、その向こうにある庭では小鳥が遊び、室内には沢山の模型。 |
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--まず最初にエスティエイアールさんで行う仕事の分野というのを教えてください。 佐竹:さまざまなことに挑戦しています。住宅からホテル、百貨店、レストラン、変わったところでは水族館のリノベーションとか、橋やランドスケープの設計まで。 --橋、ですか? 佐竹:それは仙台市に開通が予定されている地下鉄のコンペに出したものですね。模型を見ていただけると分かるのですが、川の上にかかる鉄道橋なんです。 --本当に幅が広いと思うんですが、得意な分野というと? 佐竹:異なる分野のアイデアを取り入れてデザインすることが得意でしょうか。 --ウェブを拝見したところ、キューブ系の住宅が多く掲載されていたのですが、キューブ系は得意でいらっしゃるのでしょうか? 佐竹:結果的にキューブの形がもっとも適しているものがこれまで多かったということでしょうか。検討段階では、さまざまな形のスタディをしています。 佐竹:家でもビルでも、その1軒だけがそこにあるわけじゃないから。 佐竹:やはり主役は家ではなく「人」だから、周りとの関連性を無視するのではなくなるべく溶け込みつつ、主張する。その主張の部分こそがデザインですよね。 --そうですね、全体の景観やバランスは重要ですよね。 佐竹:意図して真逆のことをするのも良いですけれど、その際はとても慎重になるべきです。 僕らがつくる建築は社会資本や景観としての公共性も求められることも意識しなければならない。多くの関係性の中で、ふさわしく美しい関係性を生み出していくのがぼくたち建築家の使命であり、社会性であるとおもいます。 --ところで、上海にも事務所をお持ちなのですか? 佐竹:上海で仕事を行ったときに知り合った台湾人のパートナーと現在も連絡を密に取り合って、パートナーシップを結んでいます。 --上海でのお仕事は楽しかったですか? 佐竹:楽しかったといえば楽しかったですね。独立して最初の仕事で、約3ヶ月現地にいましたが、設計とか建築とか言ってもやはり日本とは感性も流儀も違います。 --設計士、建築家というよりも現場監督かそれ以上ですね。 佐竹:僕は何でも3年スパンで物事を考えているんです。小学校も中学校も3年スパンですよね。今は2回目のスパンの中盤くらいですが、3回目に向けて常に新しいものを作ることを心がけている。 --このお仕事をしていて楽しみって何でしょう? 佐竹:全ての責任を自分で持てること。万が一、失敗しても自分自身というところですね。それと、イメージを膨らませることは楽しいですよ。 --設計デザイナーを目指そうと思ったきっかけというのは? 佐竹:3つあるんですが、子供のときに移築された古民家を見て感動したんですよ。家具やいろんな道具も見たこと無いものばかりで、面白くて。 --幼い頃から道は決まっていたという感じですね。 佐竹:そうですね、特に代々木体育館の屋根みたいなものはやりたいんですが、現実的な制約が結構大きくて、イマジネーションとの狭間でいつも悩みますね。 --では、今後、どのようなものを作りたいと思いますか? 佐竹:美術館!規模の大きなものをプロデュースしたいのはもちろんだけれど、そこに飾る作品を思い浮かべながら、作品と響きあう空間を丁寧に作ってみたいですね。 --街とか景観でお好きなところはありますか? 佐竹:不思議なことに「この街」というのはないですね。 --佐竹先生の豊かな感性が、たくさんのお仕事にもいかされているんですね。これからも三峰と共にどうぞよろしくお願いいたします。 |
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